京都の下鴨神社で毎年開かれている納涼古本まつりに行ってきました。
今まではどうせ買うなら新しくて綺麗な本がいいなと思っていたので、古本にあまり興味がなく、「古本じゃないと読めない本が必要だ」という状況に陥ったことも全くなかったので、古本市に行ったことがなかったのですが、今年は友人と森見登美彦の小説の影響でこの夏の古本まつりにとても興味があったので、西宮から阪急電車と京阪電車を乗り継いで行ってきました。 会場に着くと、まずかき氷や焼きそばのテントがありました。お祭りっぽい!なんだか予想以上に大きなイベントでびっくり。糺の森の長い長い並木道の中にズラーっとテントが。これが全部古本屋さんだなんてなんだかすごい! 老若男女、様々な人が古本を思いのままにあさっているなんだかとてものんびりした空間でした。客引きも一切なし。 ラインナップは、新古本みたいなわりと新しい本、もしくは古文書レベルの古い本、学術書関係の本が多くて、全く私には用のないような本が多かったです。私にも「もしあったら欲しいな」程度の目的の本が何冊かあったのだけど、一冊も見つかりませんでした。そういうのはどうやらamazonとかBOOK OFFで探した方がよさそうだと思いました。 蚊に刺されながら二時間近く本を探して買ったのが、カーラ・カスキンの「どれがぼくかわかる?」という絵本の初版本500円。これが貴重なのかとかお買い得なのかとかはわかりませんが、この絵本はいずれ買おうと思っていたので、定価よりは安く買えたのでまあいいかな。そして、子供のころ好きだった青い鳥文庫の「くまのレストランのひみつ」という本。こちらは100円でした。 目的の本を探すという目的ではもう来ないかなと思いますが、このなんともいえないまったりとした夏らしい雰囲気を堪能する目的で来年も行けたら行きたいなと思います。人間観察もばっちりしました。古文書を買いあさる男子児童(多分小学生)や、亀の飼い方を探している外国人女性など、ユニークな人がたくさんいました。さすが京都。
by shihorish
| 2007-08-15 22:18
| 出かける
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